お裁縫を始めるとき、どんな道具を揃えるべきか迷うことも多いですよね。
道具選びは、作業の効率や仕上がりに大きく影響する重要なポイントです。
私は、服飾業界で有名な「文化服装学院」という服飾専門学校を卒業しました。
服飾専門学校は相当過酷で、在学中は課題に追われ時間の足りない日々でした。。
どうしたら自由な時間を作れるのかと考えたときに、道具を活用した時短(作業時間短縮)という結論に至りました。
当たり前のことですが、工程をしっかり確認してから作業を行うことも大切です。
ミスをしてしまってほどく作業も無駄な作業時間ですからね…(-_-;)
様々な道具を使ってきた私が、学生時代から今現在でも愛用している便利でオススメなお裁縫道具の紹介します。
紹介するお裁縫道具の小ネタや裏技などもあわせて紹介していきますのでお楽しみに!
それでは、わかりやすく解説していきます。
・便利な裁縫道具を知りたい。
・裁縫における面倒で時間のかかる作業を効率よくしたい。
・道具を使ってキレイに上手く仕上げたい。
目次
作図・裁断に使えるオススメ道具
最初は作図・裁断に使えるオススメ道具について紹介します。
方眼定規 5cm×50cm
・0.5cm間隔で方眼入りで、5.0cmまでの平行線(縫い代など)を簡単に描ける。
・透明で縫い代線をを引きやすい。
・直角を引くことが簡単にできる。
パターン(壁紙)作成する場合やチャコペンで印をつける際に使用する必須アイテムです。
基本、定規はこれ一本で大丈夫です!
ロータリーカッター
・ハサミより裁断時間が短くできる。
・力を入れやすく複数枚同時に生地を裁断可能。
・裁断ばさみより安価。
「布裁断といえば裁断ハサミだろっ!」って思っていませんか?
専門学生時代、裁断ハサミは数回しか使わず、ロータリーカッターばかり使っていました。
特注した左利き用の高額な裁断ハサミは購入しなければ良かったとすごく後悔しています。
消えるチャコペン
・失敗しない為の印付けは必須。
・見やすい濃い線が描ける。
・時間とともに消えるので消す手間がかからない。
自然に遅く消えるタイプの紫インク(約2日~14日)、自然に早く消えるタイプ(1日~7日)のピンクインクの2種類があります。
また、すぐに消したい場合は水や専用イレーザーで消すことができます。
白のチャコナーやチャコペンは布の色によっては見づらく「印付ける意味があるのかな?」って思うこともありましたが、紫インクはほとんどの色でも認識することができます(^^)/
ペン先の太さは細筆(約1mm)と太筆(約2mm)の2種類あります。
細筆(約1mm)は白系の布の印付け時に使用、太筆(約2mm)は印が見えにくい色の布の印付け時に使用し、使い分けています。
私は紫インクを愛用しています。
方眼ハトロン紙 ロール
・方眼のあるおかげで大きいサイズでも線がキレイに直線に描ける。
・巻き保管していても低温アイロンをかければシワがなくなりキレイになる。
・透明度が良く柄も確認しながら配置することができる。
紙の長さが足りなくて困ることがないのロールタイプがオススメです。
マス目があるので使っている定規の長さ以上の場合でも描きやすいです。
※マス目の長さが必ずしも正しくない場合もあるので、過信せず念のため定規で測った方が良いです。
定規よりも大きい線を引く際に、ガイド線があった方が便利です。
縫製に使えるオススメ道具
次に縫製に使えるオススメ道具について紹介します。
ミシン(職業用) JUKI SPUR
・パワフルなモーターと構造でがあるので厚手の生地を縫うことができる。
・必須レベルの機能が付いている。(返し縫い・糸切り・スピード調整)
・振動が少なく、音が静か。
①返し縫いレバー
②糸切りボタン
③スピード調節レバー
ミシン購入を検討されている方は最低限上記の3つの機能があるミシンがオススメです。
ミシン糸の交換が簡単にできる裏技!
ミシン糸の交換は手間がかかり面倒ですよね(-_-;)
そこでミシン糸の交換が簡単にできる裏技を紹介します。
ミシン糸(黒)からミシン糸(白)へ交換する場合の手順を紹介します。
①ミシン糸(黒)の元から30cmのところで糸を切る
②ミシン糸(黒)と付け替えるミシン糸(白)を結ぶ
③ミシン糸(白)が出てくるまでミシン糸(黒)を手前にひっぱる
※針先に糸が通っている場合は針先からミシン糸を抜いてから行って下さい。
④②で結んだミシン糸(白)側を切り、ミシン針に糸を通す。
上記のようにミシン糸の交換を行うことにより糸をかけ間違える事もなくなります。
マグネット定規
・簡単に設定することができる。
・縫い代以上に縫いすぎてしまう恐れがない。
・磁石が強力な為、ズレる心配がない。
私が使用しているミシンでは2.5cmまでしかセットできませんが、基本的に縫い代は1cmのことが多いので困りません。
※針板がプラスチック製のミシンには使用不可。
指ぬき 手縫い時に使用
・針が通りにくい生地も力がかけやすくなり楽に縫える。
・針の位置が固定されキレイに早く縫うことができる。
・指のケガを防止るることができる。
親指と人差し指で軽くつかみながら針を持つと、きれいに早く縫えるようになります。
指ぬきがないと痛くて手縫いができません…。
リッパー 糸ほどき用
・縫い目ほどきにかかる作業時間を短縮できる。
・布部を傷付けずキレイにほどくことができる。
・嫌いなほどく作業が楽になる。
縫い目をほどく時はだいたい失敗してしまった後になるので、使用するものなのであまり使いたくない道具です(-_-;)
ですが、ほどく作業においてはものすごく優秀な道具です。
失敗してしまっても落ち込まないためのお守り的な道具だと思います。
仕上げに使えるオススメ道具
最後に仕上げに使えるオススメ道具について紹介します。
仕上げ馬
・輪になってしまった縫物のも割りアイロンがかけられる。
・袖や肩などの立体的なものでもアイロンがかけられる。
アイロンがかけづらいところでもかけられることのできる代物です。
仕上げアイロンはとても大切です♪
ひも通し
・短時間で簡単にひも通しができる。
・ステンレスワイヤーなので自在に曲げることができる。
・ひも通しの作業が億劫でなくなる。
ひもを通す場合やズボンのゴムの交換の際に大活躍します(^^)/
一家に一つあっても良いと思います。
まとめ
いかがでしたか?
今回は【私のオススメお裁縫道具10選】小ネタ・裏技も紹介!でした。
紹介したオススメお裁縫道具をご参考にして手間のかかる作業や難しい作業にご活用頂けたらと思います。
難しくてできず躓いてしまうのはモチベーションが下がってしまいますが、簡単にできるのであればもモチベーション上がりきっと楽しいはずです(^^♪
自分で作ったものは愛着が湧きますし、気に入ったものを作ることができます!
また、損傷してしまっているお気に入りのグッツを手直しをして使い続けることも可能です!
皆さんもぜひ手芸・裁縫にチャレンジしてみてはいかがでしょうか(^^)/
今回紹介したお裁縫道具を活用した、グッズ作りの記事がありますので下記よりご覧頂けたらと思います。
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